入院時はアルジの東京在住の弟と妹が立ち合い、長野在住のアルジは駆けつけず心残りの様子でしたが、退院時はアルジの出番。
左半身はマヒがありますが、コロナに負けず、脳梗塞に打ち勝った101歳の母の生命力にみんな喜ぶと同時に驚いています。
退院時、車椅子に座った母は、あの笑顔もなくなんとなく夢の中にいるようなフワフワした感じだったのかもしれません。
でも施設に戻って、顔なじみの介護職員たちが何人も笑顔で出迎えて手を振ってくれ、自分の家に帰ったと思い出して安心したのか母も手を挙げて応えていました。
別れ際にはアルジに手を出して握手。
私の手も握ってくれました。細く柔らかい指、暖かい手でした。
多分、嫁の私の名前も憶えてないでしょうが、ちょっとウルッとしました。
せっかく東京へ来たからと、お昼はミシュランガイドの日本料理、お寿司、中華、うどん屋をアルジが候補に挙げてくれましたが、ツレアイが反応したのはうどん屋!
信州の富士見は蕎麦屋は多いけれど、うどん屋はあまり見かけない。
日本料理、お寿司、中華料理はだいたい想像がつくし、どこでも食べられるけれど、うどん屋はいたってそそる存在。
新宿御苑前の「切麦や 甚六」へ。ミシュランガイド東京2022にビブグルマンとして掲載されたうどん屋です。
暑いから歩いて探すのは面倒とタクシーでうどん屋さんへ乗りつけました。
5人待ちでしたが、メニューはいろいろ。天ぷらもいろいろ選べて、トッピングもいろいろ。
東京のお醤油の濃い出汁ではなく、日本全国の厳選した素材を一杯のどんぶりに集約した「新.東京うどん」だそうで、とてもおいしい出汁で、タクシーで乗り付けた甲斐がありました。
それに、信州の蕎麦屋の値段に比べて、東京で揚げたて天ぷらがこんなについたうどんがこの価格とはびっくりです。
そのあと新宿御苑のフォーマルガーデンを通って御苑を散歩。芝生がフカフカしてとても綺麗です。
芝生で苦労しているアルジには悪いけれど、GREEN WALKの芝生と大違い。
東京に比べて、標高1240mの寒冷地では地の利が悪いもの、仕方ないね。
新宿御苑前「切麦や 甚六」。
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