モリコーネ 映画が恋した音楽家。



私はその映画のいくつかしか観ていませんが彼の音楽は大好きで、特にチェリストのステファン・ハウザーや2CELLOSの演奏を毎日のように聴いています。

そのエンニオ・モリコーネの人生と創作の秘密に迫る音楽ドキュメンタリー映画「モリコーネ 映画が恋した音楽家」を甲府で観てきました。



モリコーネの名前と曲は耳にタコができるほど聴いています。
ガブリエルのオーボエ、ニュー・シネマ・パラダイス、ラ・カリファなど、私が死ぬまでにはチェロで演奏したい曲ばかり。
チェロの先生にガンガン言われながらもレッスンを続けられるのは、モリコーネの曲を自分でも満足いく演奏ができるようになりたいという夢があるからなんですけど。

それなのにモリコーネの人となりは知識がないので、とても興味がありました。

監督は「ニュー・シネマ・パラダイス」以降全作品でモリコーネと組んだジュゼッペ・トルナトーレ。
157分という長編ですが、モリコーネへのインタビューでは葛藤、仕事の信念が伝わってきて引き込まれます。
そこに彼とかかわった70人以上の著名人の証言を織り交ぜながら映画の名場面、傑作が生まれた経緯などが
テンポよく語られ、飽きさせることのない素晴らしいドキュメンタリー映画でした。
大好きな2CELLOSも一瞬登場し、うれしかったです。


ワールドコンサートツアーの演奏シーンなどには、聴衆と一緒に拍手したいほどの感動でした。

この映画を観るまで、モリコーネの美しいメロディーが好きというものでしたが、映画に登場した誰もが彼の人生そのものが偉業であることを証明しており、巨匠の深淵をわずかながらでも知ることが出来ました。

映画の中の誰かが言っていました。
エンニオ・モリコーネは、200年後にはモーツアルトやベートーベンと同じように語られる偉大なる作曲家だと。
このドキュメンタリーを観て、ほんとにそうだと思います。

 

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