雑草群と格闘技。

夏の終わりの庭となると、宿根草やバラの間に雑草が思いっきり繁殖していました。



見て見ないふりして、過ごしてきた私。
その間、アルジはリニューアルガーデンの土木作業や、芝生の養生やら草取りやら、毎日庭仕事をしてはいるものの、手が回らず疲れていました。

おまけにガーデン入り口の左官工事が、人手不足で頼める業者がなく、遅々と進まないガーデンスケジュールが疲れに輪をかけています。

さて、庭に目をやると、特にバラのエリアには雑草が成長しすぎていました。
そんな状態の中、私は何をしているのでしょう!
ついにツレアイは「これじゃあ、いけない!」と、目が覚め立ち上がります。

朝食がすんで、草取り・・・というようなそんな可愛いものではなく、小さな花が咲いた雑草の海で、雑草抜き。
鎌を持ってバラとバラの間を這いつくばってザクザク抜いていきました。
別の言い方をすれば、抜きやすく、抜きがいのある雑草群です。


途中、弦楽四重奏団ユバルの練習に出かけるので中断。
練習場所の八ヶ岳中央高原キリスト教会のここでも、今日は教会員が草取りをしていました。
今年は暑さと雨のせいで、どこも雑草の伸びが抜群に早いと聞きます。

午後から、また雑草抜き。
熱中症にならないように、少しでも日差しに雲がかかると、鎌を持って作業し、日がさすと日陰で休憩しながらの繰り返しです。

草取りをしていると、たくさんのコオロギが雑草の下から大騒動で逃げていきます。
ジョウビタキも4、5羽、掘り起こされた土の中から餌を探そうと、すぐ近くで飛び回っています。
立ったり座ったりの真夏の過酷な草取り作業中でも、こうして生きものたちの存在に触れられて、草取りも捨てたものではないな。
と、思っていたら、ガーデンブーツを履いた中の足の甲が、チクッと痛みが何度も走ります。
何かに刺されたみたいで、蜂だったらヤバイ!と、ここらで終了。

虫刺され、バラのトゲ刺されと、痛い目にも合いましたが、今まで草取りをサボってた私への罰かも。

あのコオロギたちが、昼間の大騒動を忘れたかのように、今夜も鳴いています。


 

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