「散歩deランチ」は秋の乗鞍高原。

気の合う仲間と行く今年最後のバスツアー「散歩deランチ」は秋の乗鞍高原。
北アルプスの南端にあり、中部山岳国立公園に位置し、最高峰剣ヶ峰(3026m)を筆頭に23の峰々と8つの平原で形成されている乗鞍岳。

その裾野、標高1200m~1800m付近に広がる一帯は四季を通じてさまざまな美しい景観を見ることができるそうで、春から初夏にかけて広がるという高山植物のお花畑は秋景色へと変わり、それがいっそう古の地球的風情を見せてくれます。

乗鞍高原は初めて訪れましたが、畳平から整備された道を歩いている内に、想像以上のダイナミックさに驚いたとともに、神秘的な自然を感じました。



お天気にも恵まれ、向こうに北アルプスの槍ヶ岳も見えます。



失いかけた自然を回復するため、2003年からマイカー規制が実施されているせいか、平日の観光客は意外と少なく、私たちも貸切バスだから、ここまで来ることができました。
マイカー規制は功を奏しているようで、失いかけた自然も回復されてきたようです。

雄大な山々と可憐に咲き誇る高山植物、厳しい自然環境で生きるライチョウなど、ふだん我々が目にすることのない大自然がここにある・・・。
私たちは、ライチョウは見かけませんでしたが、ホシガラスは数羽見ました。

乗鞍岳は岐阜・長野県境に位置する活火山です。実を言えば活火山というのも知らなかった私。
バスに乗ったり降りたりしながら、噴火でできたいくつかの名だたる池も巡りました。
どの池も絵になるような佇まいを見せています。



「牛留池(うしどめいけ)」もその1つ。
乗鞍岳噴火の際にできた溶岩台地のくぼ地に水が溜まってできた池で、撮った写真には龍雲とオーブが写っていました。
なんという神秘さ!
と、ひとりしたり顔で、アルジに写真を見せて説明しても、あまり相手にしてくれませんでしたが。

オーブらしきものはレンズフレアでしょうけど(笑)、まあ、龍雲とオーブだと勝手に思うだけでもいいことがありそうなので、そういうことにしています。



紅葉にはちょっと早いけれど、静かな水面に秋の入り口の風景が映えて「まいめの池」もすごく素敵でした。

乗鞍高原内に数多く植生しているコハウチワカエデの中でも、乗鞍岳の展望が素晴らしい場所に立つ「大カエデ」の愛称で親しまれている木があります。
その大カエデの紅葉は、残念ながらまだ1分紅葉といったところ。
真っ赤に染まった大きなカエデの木は、それはそれは見事でしょう。



今回は見事な紅葉にはまだ間がありますが、それでも景色は秋そのもの。
ススキの銀色の穂が風に泳ぎ、山から放射状に放たれた雲や優しい光。

人が少ないだけに、乗鞍高原の良さを堪能しました。



出発地の駐車場に戻ったのは、日も暮れた時刻。
みんなで中華料理を食べてお開きとなりました。

10月17日。満月。大きな月でした。

 

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