お正月3が日が過ぎて、県内の温泉へ行きました。
1日目は松本近くの浅間温泉。
アルジが以前から気になっていた温泉街で、今は20数軒の宿があるそうですが、お正月でも満室とはいかない、賑わいから遠ざかって久しいような静かな宿であり、そこそこ強気な価格設定でした。
お客に対してスタッフが多すぎて、なんだかもったいない感じ。
次の日チェックアウトして、さて、どこへ行こうか?
時間潰しに松本で映画を観ることにしました。
時間的にちょうどよかったキムタクの「グランメゾン・パリ」。
テレビの「グランメゾン・東京」と同じキャストで、なかなか面白かったです。
松本で遅い昼食を済ませ、次の白樺湖へ。
途中、松本市街を見下ろす向こうの北アルプスが美しい。
このホテルの宿泊経験者である友人おすすめのカニの食べ放題、お得なホテル料金で、こちらは大勢のお客で賑わっていました。
前日の宿と比較をすると、その半分の価格で、家族連れや仲間同士で、ホテルで楽しく過ごせるということで繁盛していると感じます。
映画「グランメゾン・パリ」ではフランス料理の進化を課題にしたメニュー作りのストーリーでしたが、ホテルも同じだなと思いました。
伝統とか温泉というだけでは、もう人は来ない。
ホテルもムカシのままでは魅力がないというのをお客は知っているのになと思いました。
フランス料理もホテルも進化がないと、生き残れないということでした。
白樺湖は白く凍っています。
さて、ここ白樺湖ビューホテルで大事件が起こりました。
大浴場から部屋に帰ったアルジが「スマホがない」と言い出しました。
何度も荷物やコートのポケットを2人で確認しますが出てきません。
ツレアイのスマホでかけてみますが、反応なし。
友人が「チェックインの際、早めにカラオケルームを予約しておくといいよ」と、娯楽をおすすめされて、この日、1枠空いていた夕食前の1時間、カラオケルームを予約していました。
アルジがホテルの駐車場に停めていた車の中を見てくるから、先にカラオケ始めててというので、ツレアイはひとりカラオケ。
でもカラオケなんて、10年ぶりくらいで、しかも今のカラオケ装置の使い方を知りません。
なんとか、1曲入れて、ひとり歌ってみますが、ヘタ!我ながら呆れるほどヘタ。
こりゃダメだ。
声が出ず、ひとりで歌って白けてしまいました。
車の中にスマホはなかったので、大浴場と部屋にないかもう1度見てくると、アルジはスマホ探し。
ツレアイのスマホからアルジのにかけてみると「電源が入ってないか、通じないところに・・・」とアナウンス。
もはやカラオケする場合ではありません。
スマホが行方不明になった不安がだんだん大きくなり、誰かが拾って・・・と、ますます慌て出しました。
取り急ぎ、NTTドコモの追跡サービスを利用すると、15時何分とか以降は動いてないので追跡できないと言われ、とうとう誰かが拾って持っている、悪用されるという確信に変わりました。
とりあえず、スマホを使用停止にしてもらうなど、処置をします。
念の為、今度はツレアイも車まで探しに行きました。日が暮れて暗くなって、車の周りやシートの下まで見ましたがやっぱりありません。
2人ともガックリです。夕食の予約時間になってレストラン会場に行くと、アルジがもう1度車の中を見てくると言います。
ツレアイはとりあえずバイキング料理を見て回っていました。
変ねー、どこにもカニは出ていません。
私がトレイを持ってウロウロしていると、アルジが「スマホが見つかった」と戻ってきました。
車を動かして、下に落ちてないか、シートの下を覗き込んでもない。
そのあと助手席シートの後ろから下を覗き込んだら、あった! そうです。
フロントに落とし物でないかとか、2時間くらいスマホを探していました。
私なんか誰かが拾ってと悪者扱いしたほどで、恥ずべきこと。
一難去って、今度はカニ事件。
予約した時はカニ食べ放題をオプションで申し込んだというのですが、ホテルではそうなっていない。本来は予約だけれど、了解してくれて、カニにありつけ確かに食べ放題しました。
3日目の今日は早朝6時半にホテルを出て、横浜へ。
暮れに義兄が92歳で亡くなり、今日は本郷台キリスト教会で葬儀のため、喪服を着てホテルから直行です。
この義兄はメロディーさえ知っていればなんでも楽譜なしでピアノで弾ける人でした。
音楽が好きで、讃美歌のいくつもの愛歌のほか、出棺の際には本人の希望で「聖者の行進」を教会員の方がピアノ演奏をしてくださいました。
姉夫婦は敬虔なクリスチャン。義兄の人柄にあった、いい葬儀でした。
夕暮れには、雨も本降りになり、私たちの帰途の高速道路は大雨になりました。
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