夕方の富士山。
少し日が長くなったかなと感じます。
昨日は橋本專史先生のチェロ特別プログラムを受けに川崎まで行きました。
通常の個人レッスンやアンサンブルレッスンとは別のテーマを絞ったプログラムで、曲はアルビノーニの「アダージョ」でお願いしました。
もう10年近くになるでしょうか、この話を知ったのは。
セルビア人勢力の攻囲下にあったサラエボで、1人のチェリストが戦禍の瓦礫の中で、亡くなった22人の鎮魂のために、22日間そこでこのアダージョをチェロで弾いたという「サラエボのチェリスト」の話と写真を見て、すごく印象に残っていました。
そして、私が大好きなチェリスト、ステファン・ハウザーのアダージョの演奏を聴いて以来、難しい曲だけどいつかはこのアダージョを弾きたいとずっと思い続けていた、いわば憧れの曲。
せっかくの機会なので、今回の特別プログラムの課題曲として教えていただくことにしました。
ハイポジションの確かに難しい曲ですが、なるほどこういうふうに弾くのか・・・と、まだまだ全然うまく弾けませんが、とても意義深い時間でした。
教室が終わったあと、多摩境のコストコへ。
こうして朝からチェロのために出かける私を応援してくれるアルジに感謝し、アルジが好きな生ハムやクッキー缶、コーヒー豆やトイレットペーパーほか、いろいろ買いました。
感謝の大量のトイレットペーパーとハンドタオルの大きなパックには呆れられましたけどね。
コストコでの買い物の途中に、早々と橋本先生からLINEがありました。
この日のレッスンの印象、改善の優先度、ポイント別アドバイスとして気になった小節の課題とその解決のための家での練習方法、感覚的なポイントほかをNOTE化してくれたPDFとレッスン中の動画をすぐさま送ってくださって、びっくり。
忙しい先生なのに、すばやくここまでフォローしてくださり、それに応えたいとこちらのモチベーションも上がります。
10年前に、プロチェリストのこの先生に出会って習い続けていたら、私はセミプロになれたんではないかと思ったりして。
手遅れだけど、頑張ろう。
手遅れだけど頑張ろう。

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