冬の名残りを求めて北陸へ。

一昨日は家の中で半袖Tシャツだったのに、昨朝は雪が降り出しました。

よりもよってこんな風雪の中、JRで北陸の旅へ。
なんで北陸?それも車ではなくて?
私が行きたいのは新幹線を使った旅だったのですが、アルジはローカル線に北陸新幹線をプラスする旅を計画しました。

早朝、小淵沢駅近くの駐車場に車を置いて冷たい風雪の中、駅まで行って、そこで30分以上電車待ち。
普通電車で松本で特急しなのに乗り換えて長野へ。
長野駅でランチのあとのことでした。
どこからか大音響が聴こえます。
その音楽を探しに行くと、若い男性が駅ピアノを弾いていました。

建物の中で反響していたのでピアノの音色とはわかりませんでしたが、近くまで行くと、素敵なピアノの音色を奏でていました。
力強く鍵盤を叩く音も含めての熱演です。

楽譜なしで、長い指が鍵盤に踊っていました。
初めは私たち数人でしたが、だんだん人も集まってきました。
聴いていた誰かが弾き手に「プロですか?」と聞くと、「いいえ」と。

ショパンがお得意のようです。
ショパンの幻想即興曲、英雄ポロネーズなど4、5曲弾いたあと、周りで聴いていた沢山の人たちの拍手に送られて、その若いピアニストは立ち去って行きました。



またまた長野駅から飯山線に乗り換えて十日町から北陸鉄道で直江津へ。
何度も乗り換えて延々7時間半の往路でした。

アルジが直江津への旅を計画したのは、飯山線の車窓からの信濃川と雪景色を観て、春日山城趾に行きたいというものです。

途中見える家々の屋根には雪は全くありませんが、雪下ろしをした軒先には雪の山があり、地区の雪の捨て場のような所には、高いものでは5〜6mほどの泥にまみれた雪の山があって、さすが雪深い地域だったのが想像できます。

今回、ツレアイのほうは、わざわざ行きたくて行くわけではないので、窓側の席は車窓からの景色を観たいアルジに譲って、私は通路側でほとんど読書をしてました。



直江津駅からタクシーで春日山城址へ。
上杉謙信
像は見ましたが、城址への階段を上る元気はないので、アルジは断念しました。



 

今日は朝から小雨。
えちごトキめき鉄道で糸魚川まで行って、北陸新幹線で長野まで行きます。

佐久平に停まる新幹線に乗り換える必要がありますが、ホームを移動して乗り換える時間は2分しかないとアルジが言うので、必死で階段を上りますが日頃の運動不足が露呈して足が進みません。
こんなに退化した自分の足に驚きました。
ところがアルジの勘違いで実際には乗り換え時間が5分あったそうです。
2分では到底間に合わないので助かりましたが。



すっかりお天気になりました。
佐久平からは小海線で小淵沢まで。

小海線の清里駅から野辺山駅には標高1,375 mと日本全国のJR線で最も標高が高いJR鉄道最高地点があり、その野辺山駅は標高1,345 mのJR線最高駅となっています。



乗り換えが多く、バックパックを背負って、アルジにすべてお任せの旅。
これといった目的もないのでツレアイとしたらなんとなく時間がもったいない気もありましたが、まあ、それはそれでたまには緩い旅もいいかなとも思えます。

 

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