「散歩deランチ」は、紅葉の栂池高原へ。

今日はすっかりいいお天気。気温も上がりました。
それなのに、昨日は肌寒くあいにくのお天気。
20名の仲間たちと行くバスツアー「散歩deランチ」は、紅葉の栂池高原へ行きました。
昨日が晴れていたら良かったのに、と、きっと、一緒に行った友人たちはさぞみんな思ったことでしょう。

長野県北安曇郡小谷村の栂池自然園は中部山岳国立公園を構成する公園の1つで、日本でも有数の高層湿原があり、様々な動植物を観察することができます。
また晴れた日には白馬三山を中心とする山々を望むことができるそうですが、昨日は標高1,900mのその大自然の景色は全く拝めません。



曇天の下、着いたらあいにくの霧雨。
20分間のゴンドラから乗り換えて、5分間のロープウエイから見えるはずの見頃の紅葉は霧に覆われています。




6月中旬はミズバショウの大群落というミズバショウ湿原に続くワタスゲ湿原の木道を、霧に濡れながら歩きました。



湿原の草紅葉や多種多様の枯れた高山植物も霧に包まれて幻想的。
秋晴れでなくても、これはこれで風情があります。




木道の両脇にはグニャグニャに曲がった白樺。
これは雪圧、季節風、生育環境の3つの自然のなせる技。

豪雪と強風という厳しい自然環境によるものとのこと。毎年、栂池高原には非常に多くの雪が積もります。
この豪雪の重みによって幹が曲がった状態で成長する「根曲がり」と呼ばれる現象です。


そして冬の季節風や山頂から吹き下ろす強風によって、一方の方向に強い圧力が加わり、特に雪の重みと合わさることで、木々は風下側に曲がった形になった白樺。

白樺は成長が早い反面、幹が柔らかいため、積雪や強風の影響を受けやすい特性があるそうで、厳しい環境下ではまっすぐに伸びることができず、このようなユニークな形に成長していくというのを知りました。

紅葉が終わったあとはダケカンバの作る珍しい景色へと続いていくそうです。



栂池自然園からの帰途、1998年長野オリンピックジャンプ台に寄りました。
あのラージヒルで、日の丸飛行隊が吹雪の中を跳んで金メダルを獲った光景が蘇ります。

それから青木湖畔に最近オープンしたその名もレイクサイドカフェでひと休み。
静まり返った湖面を見ながら、19名のシニア+1人の大学生(孫)たちは、おしゃべりしながらデッキでおいしいチーズケーキを味わいました。

 

あいにくのお天気でしたが、霧の中の木道ウォーキングと湖畔のカフェのおまけ付きで、みんなと一緒に楽しいバスツアーの1日を過ごし、富士見へ戻ったのは、すっかり日が落ちていました。

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