季節が暖かくなると、デッキでの食事が快適です。晩ごはんは、庭を見ながら、焼肉でした。
ふと向こうを見ると、お向かいの裏庭で「バンビーノ」がムシャムシャ何かを食べています。
この子は母鹿のいる群れからはぐれたらしく、この冬、ここら界隈を縄張りにしながら、たったひとりで育っていきました。
最初に見たのは、2月17日、雪が残るご近所の庭の中。鹿に入られないようネットを張っていたにもかかわらず、どこからか入って庭のものを食べていたのでしょう。
その2日後、車で通りかかったら、子鹿はまだ同じ庭の中にいました。入ったものの、きっと出られないんだ。。。
別荘の方なので、連絡して、代わりに私たちが庭から追い出そうとしましたが、子鹿は逃げ回ってネットに頭を突っ込んだりしながらも、ようやくその庭から逃走していきました。
それから、度々、家のまわりで見かけるようになりました。その頃はまだちっちゃな子供でしたが、我が家では、この子にバンビーノと名前をつけて、見るたびにアルジとツレアイの話題になります。
群れの中にいないので、どうやら山への帰り方がわからなかったようです。
それにしても、ひとりぽっちで大きくなったものだなあ。
鹿は庭を荒らしたりする困り者だけど、 本当はあちらが先住民。陰ながらバンビーノの成長を見守っている私たちです。
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