小さな体に、大きな秘密。

小さな体に似合わず、​その鳴き声の大きいこと! ハルゼミです。
ついに生きたハルゼミを手中に。透け透けの羽が涼しそうです。この透明の羽をこすり合わせて大きな音を出すなんて信じられない、昆虫の偉大さです。
でもセミは、もう1つ上のしくみをもっているそうです。羽でお腹をこすって摩擦音を発生させ、さらに空気を共鳴させる器官で、あのような大きな鳴き声になるとか。おまけに鳴くのはオスだけとは知りませんでした。
GREEN WALKから切ってきた花についてきたのでしょう。ジージーと、その小さな体から発するのは大きなわめき声、と、いうと失礼でしょうか。1匹でこうだから、一斉に鳴くとうるさいはずです。
梅雨の間でも、雨がちょっと小休止すると、すぐに鳴き出すハルゼミ。
ある程度規模のある松林に生息してるとか。でもマツクイムシによる松林の減少や、マツクイムシ防除の農薬散布などで、ハルゼミの生息地はだんだん少なくなってきているそうで、自治体によっては絶滅危惧種に指定しているとか。

手でちょっとつまんで指に乗せると、わめき散らして、逃げるように落ちてしまいます。どうやら飛ぶ力はないようです。
デッキのクサツゲの鉢植にそっとおいてやりましたが、しばらくして見に行くと、その姿はありませんでした。




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