リス兄からの以心伝心。

「いよっ、リス兄(にい)です。

昨日は木の上で一生懸命クルミを割ろうと長い間クルクル回していたせいか、口の周りがなんか変。ねえ、擦りむいたようになってない? 剥げてない? ま、生きるためにはこんな苦労もしているわけなんですよ。

でもGREEN WALKに来ると、いつもクルミが置いてあるから、テイクアウトして、木の上で食べているんだ。ヒマワリの種もあるしね。

僕の流儀として、まずは誰にもとられないうちにクルミを持って行って、どこかに隠しておいたり、お腹がすいてる時は、高い木の上で食べる。それから戻って、ゆっくりヒマワリの種をごちそうになるわけ。鳥たちは遠巻きにして、僕が食べ終わるのを待ってるんだよね。

チビリスというチビに時々ばったり出くわすことがあるけど、あいつはクルミのおいしさを知らないのか、クルミには興味ないみたい。バカなやつさ。でもおかげでクルミは僕の独り占め。

チビリスは、ネズミみたいでやせっぽちだから、ほんとはクルミのおいしさを教えてあげたいんだけどね。気が小さいのか、僕の姿をみるとそそくさと逃げていくんだよな。チビリスって名前よりネズミ小僧っていう感じ。

でもおたがい一匹狼のリスだから、助け合っていきたいんだけど。

それはともかく、ね、 僕の口の周り、やっぱり変じゃない? ねえ、見て見て。ちょっと気になるんだよねえ。」

 

・・・と、いうようなお顔の、今日のリス兄でした。

 

 




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