この季節になると、バラはアルジに防寒着を無理やり着せられます。バラの冬囲いです。大株はここの寒さに耐えられる体力をつけているので冬囲いはしませんが、植えて1、2年の若い株は、厳しい寒さに慣れてないので、枯れる可能性が高いと言うアルジは、過保護で、親バカになります。
黒い不織布に巻かれ、ヒモで縛られたその様は、さながら青銅の彫刻が並んでいるようです。
バラを植えた最初の年は、すべてのバラを、それもそれぞれの高さまでぐるぐる巻きにしていたので、作業自体は大変だし、彫刻が点在しているようなGREEN WALKの冬景色でした。ふと見るとそこに人がいるような・・・。
アルジ1人でやる冬囲いは大変だったらしく、2年目は、自然に任せればいいじゃないのと、小うるさいツレアイを助手にして、冷たい空気の12月、鼻水垂らしながら、かじかんだ手で黙々と2人で作業したものです。
でもそれ以降は、冬囲いをするのは若い株だけになので、ずいぶん楽になったと見え、アルジが1人でやってしまいます。
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