蕾、あと2つ。

朝はひんやりした空気の中、長袖をはおってGREEN WALKを歩けば、長靴が芝生の朝露に濡れています。
おや、ヤマユリの花の奥深くに、また、虫がお邪魔しています。
1つ1つのサークルガーデンをグルッと歩き、花々に声をかける。ROSEWALKの花びらが散ってしまったバラも、次の小さな蕾をつけてスタンバイしています。WHITE GARDENのバラにも虫が入り込んで、花びらを食べていました。

静かです。とても静か。聴こえるのは鳥の声だけです。そして時々、風の音。
連休が終わったあとの高原は、人の気配が感じられないほど静かで、なんだか緑の孤島にいるようです。と、思ったら、3軒先のお宅からワンちゃんの鳴き声が聞こえてきました。
静かな中で、チェロの練習です。カザルスの「鳥の歌」も、気持を込めてちょっとは弾けるようになりました。都会では、うるさいと言われる楽器の音も、ここでは何の心配もありませんし、ヘタでも恥ずかしくありません。畏れ多くも、青空と木々と鳥たちに聴かせるように弾きます。音がはずれても、誰も聴いてないって。その代わり、チューナーでしっかり正しい音かをチェックします。

デッキの巣箱のシジュウカラは、あと2日位で巣立ちの時を迎えそうです。そっと、巣箱の近くで耳を傾けると、「チチチチ、ゴハンチョーダイ、チチチチ」と、おねだりの小さな合唱が聴こえてきます。 何羽合唱かわかりません。4部合唱かな?
親鳥が私を見つけて、雛ちゃんたちに警戒のさえずりをすると、雛ちゃんたちはちゃんと言うことを聞いて、とたんに静かになります。
営巣して以来、アルジが庭仕事でウロウロしていると、親鳥は「オネガイ、アッチニイッテ、ジュクジュク、アッチニイッテ、ジュクジュク」と言って、私たちを人払いします。
そんなシジュウカラファミリー応援団からも、もうすぐ解放されます。無事に送り出すジジとババのようにホッとする気持あり、淋しくもあり。そしてシジュウカラ様に遠慮していたデッキでの食事も解禁です。
午後、ヤマユリは9輪咲いていました。こちらも全開まで、あと少しです。





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