毎年、今年こそは、と。

テレビで盛んにCMを流しているジャンボ宝くじ。何人もの俳優達が大勢で大騒ぎして、いつもタレント満艦飾です。そのCMを観るたびに思うのは、総勢のギャラはいくらになるのだろう、と。
その出演者ギャラ総額を、1人でも多くの人が当たるように、賞金のほうへ回してほしい、と思うのは、私だけでしょうか。
CMは制作費がグーンと安い「年末ジャンボ宝くじ10億円! 発売中!!」の静止画像とナレーションだけで充分なのになあ、と、当たらない私のささやかな望みというか、ひがみというか。。。
さて、その大騒ぎのCMに誘われて、新宿へ出たついでに買いましたとも。
地下街の伊勢丹入口の前に宝くじ売場があるのですが、なんとなくおざなりの売場感が否めません。「ここから出ました、○億円!」という貼紙もなく、あまり当る感じがしないのです。
どうせならとスマホで、新宿で当る確率が高いという売場を探しました。やっぱり人が並んでいます。15分ほど並んで、アルジから頼まれていた枚数を買いました。
その隣にもう1つ、売場が並んでいます。どうやら貼紙を見ると、そちらのほうが当たりそうな雰囲気。これは買わないともったいない。そこで、アルジと同じ枚数をツレアイの出資で買うことにし、そちらの売場の行列にも並ぶことにしました。
「待ち時間は1時間以上ですね」と、係のおじさん。
それでも、あの大騒ぎ、大笑いのCMを思い出し、何が何でも買わなくちゃとスマホで時間をつぶしながら、ただひたすら待って1時間余り。おじさんの読みは当たっていました。
でも、わかったんです、どうしてこの売場の行列が、先へなかなか進まないかということが。
はじめの売場は、おばさんが2人で事務的に売っていましたが、こちらの売場は年配のおばさんが1人。しかも実に丁寧なのです。
バラ券5組を出して、よく覚えてないのですが、金色だったか、これまたよく覚えてないのですが、大黒様か招き猫だったかの頭にサッと宝くじを触れさせ、それから私に5組の中から選ばせるのです。
そのあと通し券を5組出して、また同じようにオマジナイをして、選ばせます。そうして「当たりますように」と極めつけのおまけつき。実にありがたい気分になってきます。
こうして、最初の売場よりも、時間が5、6倍は要しているのが理解できました。それに売るおばさんの顔もなんとなく当選させてきたという自信が表れているようないい人相をしているのです。
こうして2つの売場で1時間以上も並んで買ってきた宝くじは、今、富士見の、金色のスワロフスキーのビーズで私が編んだクマさんの下で、大晦日の発表を待ちます。





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