2台のチェロ、それぞれの役目。

昨日は村上曜先生のチェロレッスンでした。
90分の大部分の時間をビブラートのやり方に充ててもらいましたが、出来ずじまい。
ほとんどの人はビブラートのかけ方が正しくないそうで、先生の腕や背中を触らせてもらいながら試行錯誤しましたが、難しすぎ。

レッスンで使っているチェロはまだ使いこなせていないため、いい音を出すことに特化したレッスンをしてもらっており、少しでも早く正しいビブラートのかけ方を会得したいもの。
ビブラートをかけると、ちょっと上手に聴こえるし。


 

八ヶ岳中央高原キリスト教会では「弦楽四重奏ユバル」のメンバーと一緒に毎週1回練習して5年になりました。
いつも指導してくれるリーダーは、釣り糸をヴァイオリンの弦として使ったりするヘンなおじさんです。
チェンバロやグラビコードの楽器製作者でもあるので、ヴァイオリンの演奏だけでなく知識も豊富。「チェロの弦はヴァイオリンに比べたら高いよね」という話から、「これ使ってみない?」とチェロ弦のいちばん細いA線用に、カーボンとナイロン素材のような黒い釣り糸を適当な長さに切ってくれました。




ユバルで使うチェロは、亡くなった知り合いが使っていた傷だらけのを大修理した気楽なチェロなので、釣り糸とは面白いと、A線をその釣り糸に替えてみました。

調弦すると、ほんとだ、意外や意外、今までの細いチェロ用A線と遜色ない音色に聴こえます。
でもいちばん太いC線と同じくらいの太さのため、弦を張る駒に当たった部分に、深く太い溝が出来てしまったことと、調弦した弦が緩みやすく音が安定しなかったことで、また元のヤーガースチール弦に戻しました。

釣り糸がチェロ弦になるのは興味深い新発見でしたが、やはり馴染みのある細さのほうがなんとなく安心感があります。

 

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