おもてなしモンキー。

駐車場は満車とか。お昼を食べた親切なお蕎麦屋さんの駐車場に車を置かせてもらって、観光客に踏みしめられてテカテカに滑るなだらかな雪道を登ること35分。着いたところは長野県北部、上信越高原国立公園志賀高原を源とする渓谷にある地獄谷野猿公苑! 温泉に入るあのスノーモンキーに会いに行きました。

気持ち良さそうに温泉に浸かっているお猿さんの顔は上気しています。よっぽどの温泉好きなのか、ずっと浸かっている1匹がいました。他のお猿さんは適当に入ったり出たりしているのに、ひときわ顔を真っ赤にしてじっと温泉に入り、カメラを向ける多くの観光客に応えて優しく見ています。そんなに入っていてのぼせないのか、こちらが心配になるほどです。

ここのお猿さんたちは本当に幸せそうにしています。人間がそばにいても、まるで眼中にないのか、それとも猿ではないけれど同じ動物と見てくれているから平気なのか、とにかく普通にしていて、猿と人のいい関係がありました。

見にきている人たちは90%が外国人と言っていいほど。いろんな言葉が飛び交っています。世界から注目されている日本のお猿さんたちだけにおもてなし上手という印象で、私たちもとっても楽しめました。

帰り道は下り坂。アイスバーンなので、ツルンツルンと何度もオットットとなりながら歩いていました。案の定、年配の夫婦にアクシデントが。捻挫か骨折で歩けなくなった男性が救急隊員から担架に乗せられているところに遭遇しました。車は通れない幅の道なので、麓で救急車も待っていました。

今日は立春。駐車場に戻る途中、神社で火渡りの神事までも見ることができました。下火になっていると言えども直径5mほどに敷かれた灼けた炭の上を修行僧がゆっくり裸足で歩くのです。

そのあと、台の上から餅まきがあり、みんなこっちへ投げてなどワーワー言いながら縁起物の5円玉やみかん、お餅、落花生などを投げてくれるのを手を広げて受け取っていました。もちろんアルジとツレアイもついつい必死にキャッチしましたが、なんだか落花生を投げてもらう身は、ふとお猿さんになった感じでした。

 

 




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