物言わぬ者の声。

「おはようございます、また来ました」と言ってるようなリスちゃんの姿。このあと決まって、モミの木の根元でヒマワリの種を長い時間かけて食べて行きます。遠慮なくどうぞ召し上がれ。

パウダースノーが風に巻き上げられる朝でしたが、いいお天気になりました。

朝から斜め向こうの空き地でとうとう伐採が始まりました。クレーン車がきて、チェーンソーが唸り声をあげています。伐採したあとの土地は更地にして売りに出されるということです。

この林に面した所の人は、間伐もなく荒れた状態でもしカラマツが倒れたら危ないので切ってくれるよう以前から要望していたのですが、針葉樹だけでなく、どうやら落葉樹まで切られてしまうようで残念です。

だんだん野鳥の数が減っていくのを感じている昨今、せめて落葉樹は残してほしいのだけれど。あの大きなヤマボウシの花も見られなくなる。うちにやってくるリスも、ここのドングリをあてにしていたかもしれないのに。

花が咲き、実がなって、生きものたちにとって貴重な樹木までもが切られてしまうのは、なんともやりきれない思いです。

 




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