幸せではなかった水仙。

水仙の花が冷たい風の中でうつむいています。察するに、水仙は冷たさが気持ちいいからこの時期に咲いているのでしょう。

でも水仙の原産はスペイン、ポトガルを中心に、地中海沿岸、アフリカ北部にまで広がると言うのですから、これは意外。原種は30種類あるそうです。

水仙は鹿が食べないので、このあたりは水仙がとても多く、家々の庭や道端は、特に黄色のラッパ水仙が多く見られます。

GREEN WALKでも何種類かの水仙が咲いています。ホワイトガーデンに咲いた白いラッパ水仙は、花弁が細く、ちょっと気取って見える水仙。

 

私は香り高い、白い小さな花の日本水仙がいちばん好きです。5年前だったか、越前水仙を駐車場横の空地に50球植えたのですが、あの高貴な印象の日本水仙が、年々見すぼらしくなっていき、今では細く短い葉が少し伸びているだけ。花も数輪しか咲いてくれません。何か不満があるのでしょう。何か言いたくて、それを態度で示していると思われます。

確かに目が行き届かない場所に植えっぱなし。アルジの管轄外で、土もかたく、肥料も水も忘れがち。決して優遇されたものではありません。越前水仙としては、そうやすやすとは咲かないぞと言っているようです。

花の咲き具合というのは、その花が幸せかどうかを証明しているようです。

 




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