東京の夜空に1824個のドローンの鼓動。

アメリカのテレビ局放映権の都合でオリンピック開会式は夜。
開催国日本のいちばん暑い時季のオリンピックは、日本時間に斟酌せず、昨夜8時から開会式は始まりました。

どんな開会式になるやら・・・と思っていましたが、ひときわ印象的だったのは1824個のドローン。
夜空に描く東京オリンピックのエンブレムが徐々に形を変え、地球になってキラキラと光るのには、眼を奪われました。


 

それにしてもドローン技術は素晴らしい。
以前、アルジがGREEN WALKから初めて飛ばして制御不能で林の向こうへ飛んで行き、捜索したら松の枝に引っかかってしまったあのドローン技術とえらい違いで、アルジもドローン地球には感動していました。
夜遅くの開会式には、いささか不満でしたが、東京の夜景に浮かび上がったドローンは素敵な夜にしてくれました。
ドローンの1つ1つは星の瞬きのようで、鼓動を見ているようです。
キラキラと生きているその地球には美しい物語だけが詰まっているように見えます。
国家による民間人弾圧も、国と国との紛争も、拉致も虐待も貧困も、世界中の不合理を透明の宇宙に閉じ込めたような瞬間でした。

もう1つ、ピクトグラムのパントタイムも印象的。
単なる競技紹介ではあるけれど、競技をする人をデザインしたのに、逆に、人がピクトグラムになるのはシンプルだけど実に面白い。
1つ1つの競技ピクトグラムを着実に動きに変え、テンポよく3人のパフォーマーが次から次にこなしていくのに感心しました。

いつも早く寝てしまうアルジも聖火点火を見たいと、眠気に抗いながら大坂なおみ選手の点火まで起きていました。
テレビ中継が終わったのは夜中近く。贔屓目に見ても、なくていい企画もあり、好みには個人差があって万人を満足させるのは無理でしょうが、それでも最後まで観ていました。

オリンピックが始まったからには、テレビ観戦でしっかりアスリートたちを応援し、楽しみたいと思う今日、体操の内村航平選手と、競泳400m個人メドレーの瀬戸大也選手が、まさかの予選敗退。
この日のために流した汗と涙は、無情にも一瞬で凍って砕けてしまいました。

ここ富士見の今年の夏は例年より涼しいようです。夜も気温は下がり、今、締め切った部屋でサマーカーディガンを羽織っています。

 

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