まあ!おいしそう!!

日曜日は八ヶ岳中央高原キリスト教会で、パイプオルガンに合わせて讃美歌を歌います。森の中の教会は、いつも音楽にあふれています。
鐘の音が鳴って礼拝が始まります。そして会堂内に信者さん手作りのパイプオルガンが響きわたるのですが、祭壇の向こうガラスに、草の上に立つ十字架、木々や、季節の野草咲く風景を眺めながら、バッハやヘンデルなどの奏楽を聴くのは、とても心豊かなひと時です。
そして今日は、また特別。牧師のお嬢さんの結婚式に参列されたノルウェーからのお客さまがたくさんいらしてて、いっせいに立つと、一挙に平均身長が高くなった印象の会堂内でした。
さらに新しくバプテスマを受ける方の洗礼式があったのですが、それを祝福して牧師夫人のピアノと、お嬢さんのバイオリンの素晴らしい演奏がありました。お嬢さんは金曜日に結婚されたばかり。とてもいい表情で、お友だちへの祝福の気持からでしょうか、嬉しげで輝いて見え、聴いてるほうも、なんだか祝福されている気分になりました。

午後からは、岡谷カノラホールでのカノラータ・オーケストラの定期演奏会へ。岡谷せせらぎ会のソプラノメンバーのご主人がチェリストとして出演してるからと、チケットをいただきました。本来だったら反響がいい席がいいのでしょうが、私はできるだけチェリストたち の弓使いが見たいので、前から3番目のかぶりつきで聴かせていただきました。
未熟なチェリストの私は、弓を握る指につい力が入ってしまい、右手の親指が痛くなります。どうしてあんなに柔らかい弓さばきができるんだろう。当然のことながら左手の早く正確な指使いは、到底真似できませんが、せめて弓さばきはスムーズにしたいと、羨望の眼差しで見ていました。
チェロが上手に弾けるようになって、いつか市民オーケストラで演奏するまでになるといいなと、ここだけの話、密かに思ってましたが、それはあまりにも無謀というか、厚かましいことであると、今日、はっきりその夢を断念しました。いくら練習しても間に合いません。あと40年若ければ。。。

教会のパイプオルガ二ストとバイオリ二スト、そして午後のオーケストラの中で楽しげに演奏していた1人の人。今日はまさに、音を楽しむ人たちを目にし、幸せな日曜でした。人に聴かせるということは、まず演奏者自身が楽しむことだなあと改めて感じます。
岡谷せせらぎ会の合唱練習でも、いつも「笑顔!」と言われます。私が練習を休んだあと、ソプラノリーダーから、ヴォイストレーナーの先生からの注意をメールしてくれました。いろいろぎっしりあったのですが、その中でとても印象的だったのは「まあ! おいしそう!!」という表情・・・目をパッと大きく開いて歌うようにとありました。おいしそうという時の顔はうれしそうです。そう言われれば、最近「まあ! おいしそう!!」という表情そのものを日常で忘れていた気がします。
「まあ! おいしそう!!」は、歌う時に限ったことではありませんし、ましてや、おいしそうな食べものを前にした時に限ったことでもありません。人と話す時、物を見る時、風景を見る時、「まあ! おいしそう!!」を、心しよう!

GREEN WALKのヤマユリは6人家族になっていました。
明日は「まあ! おいしそう!!」と、ヤマユリに話しかけよう。庭のアルジにも「まあ! おいしそう!!」という表情をしてあげようかしら。無視されたりして。





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