秋は茶色の雪が降る。

紅葉のこの時期は、カラマツの落葉で、道は茶色になります。
針葉樹の枯れた葉が、天から降るように落ちてきます。道も、車の上も、家の屋根も、デッキも、土の上も、茶色の雪のように風に乗って降ってきます。
針のような細い葉は、車を屋根のない所に置いておくと、ウインドウガラスとゴムパッキンの間に刺さるように入り込みます。
ボンネットやトランクルームなどの溝にも、ぎっしり枯葉の針が詰まってしまいます。
でも、観るのには綺麗。グレーのアスファルトより、枯葉色のほうが風情があります。
東京から帰ってくると、小淵沢インターを出た途端、紅葉と、このカラマツの枯葉色が、2、3日前の記憶の風景を一変させます。
そして、なぜかホッとする。それは、きっと私だけではないでしょう。





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