巣箱1個1個に思い出がある。

ようやく巣箱の手入れをしました。アルジが扉を開けて、昨年、鳥たちがせっせと巣作りしたあとの巣材を取り除き6個を掃除。その内の1個は、カラスが襲って落ちた巣箱で、巣立ち間際のヒナたちが中からモコモコ出てきたあの巣箱でした。

でも掃除で中を開けると、巣材に埋もれて3羽のヒナの亡き骸がありました。巣材を元どおりに収めてヒナたちを入れて、巣箱をかけ直したのですが、だめだったようです。

どうしたかな、無事に巣立ったかな、無事に育ったかなと気になっていましたが、中ではとても残念なことになっていたのでした。私の巣材の戻し方が悪かったのでしょう。かわいそうなことをしてしまいました。

6個の巣箱の内、年月で傷んだ2個は新しい巣箱に変え、今年も新しい家族を迎える準備。新しい2個は入口の穴の直径が2.8cmとシジュウカラの体の大きさに合わせているので、1周り大きなヤマガラも入りやすいよう、アルジに3cmに広げてもらいます。

それでも古い巣箱には思い出があり、愛着があります。この巣箱から何羽のヒナたちが巣立っていったでしょう。

最初の年のヤマガラの巣立ちは特に忘れられません。いちばん最後のヒナが巣立った時にはひどい雷雨になってしまい、巣箱から飛び立ったもののデッキのガラス戸のサッシにうずくまり、動けませんでした。そのためひと晩箱の中に入れて保護し、翌朝放ってやりました。心配していたのでしょう、親鳥がGREEN WALKまでちゃんとお迎えにきていたのには感動したものです。

 




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