アッチイッテクダサイ。

今年もサワフタギの白い花が咲く頃となりました。

ちょうどこの季節は鳥たちの繁殖の季節です。サワフタギの近く、玄関ポーチに掛けた巣箱では、シジュウカラが現在子育て中。

玄関を箒で掃いていたり、サワフタギを見たりしていると、餌をくわえてきたシジュウカラの親が電線にとまって「アッチイッテクダサイ」と人を追い立てます。同時に雛たちに「シズカニシテナサイ」と注意喚起しているのです。

親鳥の言いつけで、雛たちが息を潜めている様子が伝わるようです。ですから、アルジもツレアイも親鳥に見つかると、用事もそこそこに、早々と玄関へ引っ込みます。

6個の巣箱のうち、この巣箱を含む4個が現在子育て中で、どの巣箱の近くでも親鳥に見つかると「アッチイッテクダサイ」と追い立てられ気分の私たち。

「はい、はい、行きますよ。ちょっと待ってね。」

これも一生懸命に子育てをしているシジュウカラへの親心のようなものでしょう。