50年ぶりの卒業式。

今日は福岡女学院高等学校卒業式で、昭和42年卒業生は卒業後50年を記念して母校の卒業式参列に招待されました。

集まった同級生は63名。例年より多い出席率だそうです。

50年前、胸に白いフリージアのコサージュをつけて卒業した女学生は、50年後、黄色のフリージアをつけていただいて、そのいい香りに包まれながら卒業式を見守ります。

私たちの頃にはなかった大きなパイプオルガンの音色が講堂に響き渡り、一緒に讃美歌を歌いました。

終了後、懐かしい校内を案内されて、昔と変わらない教室や新しい建物を見て回りました。キャンパスには中・高・大学があり、記念館やその他、広大な敷地に大きな建物もたくさん増えていて、改めて年月の長さを感じました。

福岡女学院は132年の歴史があるミッションスクールで、私たちの制服は胸に錨のマークがあるセーラー服です。

当時のエリザベス・リー校長が、3年余りにわたり8回の試作を経て、1921(大正10)年、日本で初めて正式なセーラー服として採用しました。

旧キャンパス跡地の九電記念体育館前に「ニッポン セーラー服 発祥の地」と記した電柱看板が設置されているそうです。

セーラー服は、和装よりも格段に活動的で、かつ、女性らしい清楚さも兼ね備えているということで、特に1923(大正12)年の関東大震災以降、女性の活動性が求められる中、急速に全国の女学校に広まったということです。

式後、キャンパス内の記念館で卒業50年記念祝会、そして夕方からはホテル日航福岡で学年同窓会がありました。

ここには74名の参加で、中には50年ぶりに会った顔もあります。みんな年月と人生をシワに刻んで、久しぶりの友にはおたがい顔と名札を見比べながら、女学生に戻っておしゃべりに花が咲きました。

 

 

 




コメント

タイトルとURLをコピーしました