鯛は鯛でも鯛ではない。

昨年暮れ、生協のお正月料理特集カタログで欲しいものに印をつけておいてねとアルジに言っていたら、食べたいものの中で金目鯛のお煮付け写真に大きな丸印がついていました。あまり食べる機会がないだけに、アルジは金目鯛が好きなので注文しておきました。冷凍だったこともありお正月に食べなかったため今晩のご馳走です。

私は金目鯛よりも真鯛のほうが好き。と言うのも、金目鯛は東京育ちのアルジには馴染みがあっても、今はどうかわかりませんが以前は西日本に出回らない魚で、私がずっと住んでいた福岡では金目鯛を食べることはなかったと思います。荒ぶる玄界灘で獲れた真鯛や石鯛のお刺身のなんとおいしいことか・・・。

それに比べ、金目鯛って目が大きくて、赤い色がなんだか金魚を連想させ、私としては好んで食べる魚ではないし、高級魚と言われるほどの味でもないと思うんだけど、脂ののった大きな金目鯛のお煮付けをおいしいおいしいと言うアルジ。そうかなあ、腐っても鯛というほど、普通の鯛のほうが美味しいけどなあ。東日本と西日本の流通の違いから起きた味の好みの違いかもしれません。

そもそも金目鯛って、どういう魚?と調べたら、なーんだ、金目鯛って鯛ではない! なんと深海魚ではないか!キンメダイ目キンメダイ科、金色に輝く目に赤い魚体からキンメダイと呼ばれていますが、真鯛や黒鯛などのスズキ目タイ科とは異なる種類ということを知りました。それをアルジにいうと、深海魚というのを知ってたので、なあんだ、知らなかったのは私だけか・・・。

金目鯛に罪はないけれど、鯛ではないと言うことがわかっただけでも私としては良かった気がします。

 

夕暮れは寒そうな景色ですが、今夜は満月が明るく照らしています。

 




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