梅雨時の巣立ち。

天気が回復して梅雨の晴れ間、ハルゼミの大合唱が聴こえます。それに混じって時折、何種類かの鳥の鳴き声が絡んできてなかなか賑やかです。

昨日の午前中、庭仕事をしていると、デッキの巣箱の親鳥が小さな幼虫を咥えながら私たちに「あっちへ行って」と頻繁に警戒の鳴き声を発していたので、シジュウカラの巣立ちもそろそろかなと思っていました。でも午後の雨で今日はやめたほうがいいんじゃないと教えてあげたいところでしたが、あれからどうしたのでしょう。

今朝は親鳥が飛んでくる姿を見ないので、巣立ちしたようです。もしかしたら昨日の雨の中を巣立って行ったか、あるいは雨上がりの今朝早く巣立ちしたのかわかりませんが、無事育ってくれればいいなと願うだけです。梅雨時の巣立ちは雛にとっては体が冷えたり、親にとっては餌探しが大変だろうと察します。

 

雨の日の巣立ちで思い出すのは6、7年ほど前。やはりデッキの巣箱からヤマガラが巣立っていきましたが、末っ子の巣立ち時には激しい雷雨で雛が窓ガラスの下で雨に濡れながら立ちすくんでいました。雨の音、雷の音で親鳥の呼ぶ声もかき消され聞こえるはずがありません。

もう夕暮れで、これでは生きるのは無理だろうと保護することにしました。そっと手を差し出すと、その末っ子が乗ったので、この夜は我が家で宿泊させました。紙の箱に入れ、底にカイロを貼り付けて、さあ、餌はどうすればいいの?と家の中を探して見つけたのは1匹のハエの死骸。もう硬くなっています。ないよりはいいかな、気持だけですけど、と。

翌朝早く、箱を外に向けると、雛鳥は元気に飛び立ってフェンスに留まっていたところを、心配していた親鳥が迎えに来ました。とてもドラマチックな巣立ちでした。箱の中にはハエはそのまま残されていて、やっぱり雛の食欲をそそるものではありませんでしたね。

 

今日は梅雨の晴れ間も続かず、不安定な天気で3時頃から大雨。アルジが苦労してGREEN WALKに蒔いた芝生の種が、部分的に雨に流されてしまっています。

夜も断続的に激しい雷雨です。

 

 

 

 

 




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