バラの先祖返り、ダブリンベイの場合。

ん? 
デッキから見慣れない小さな白い花が咲いているのがみえました。
あれは確かにバラ・・・。でも昨年まで、そこには赤いバラがのぞいていたのに。

デッキ下のローズウォークへ確認に行きました。
そのバラの太い茎の根元までたどり、また上のほうの茎へ目をやると、小さな白いバラと、赤いバラの蕾をつけた枝があります。
赤いバラのダブリンベイから台木の野バラが成長して花を咲かせているのでした。



国内のばら苗はたいてい野ばら台木(ロサ・ムルティフローラ)に接ぎ木して生産されていて、接ぎ木した本来の品種ではなく台木であるもとの野バラの芽がシュートで伸びたものです。

このシュートを放置すると、野バラの勢いが良いため接ぎ木した品種の方が負け、やがてはすべて野ばらに戻ってしまう、バラの先祖返りです。
ダブリンベイが野バラに乗っ取られるのもこまるので近日中には伐られる運命でしょうが、せっかく咲いた野バラもかわいいものです。

 

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