1台5役の働きもの。

富士見高原を走る鉢巻道路脇の松林は、このところずっと伐採が行われていて、ブルドーザーが何台も仕事をしています。
太い丸太がいたるところに山積みになっているのですが、植わっている無数の松を見れば、切っても切っても松は永遠になくならないという感があります。
鉢巻道路から脇道にそれた松林の中の小径は、霜柱で凍った上に枯葉が積もっていて、歩くとザクザクと音がします。
その道をずっと歩いて曲がると、ブルドーザーの轍が作った道になり、湿った黒い土は靴底を汚します。こんな道のウォーキングは、避けたいコースですが、あとの祭り。進むしかありません。
伐採ブルドーザーを運転する人がひとり仕事をしています。
伐採してないところ、してあるところと、こうやって松林の小径を歩いてみると、人の手が入った林は明るくなって、自然倒木も整理され、やはり間伐は必要だなと改めて思えます。
木を切る、つかみ、集めて、積んでいくブルドーザー。1台で何役もこなします。最新のブルドーザーは木を切りながら枝払いまで同時にやってのけるので、木を1本切るのに、そう時間はかかりません。
この枝払いを同時にやるブルドーザーがうまれたことで、枝払いをする職人の仕事がなくなっただろうねと、小径を歩きながらアルジと話したものです。





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