スカートの郷愁。

そうでした、東京はもう梅の花が咲く季節になっていました。かすかに梅色の空気が香っています。
桜は綺麗、梅は可愛い。2つの花の私の印象です。

ずーっと若い時、ちょっとモダンな大きな梅の花柄の帯を持っていました。
当時、母に茶道を習っていたので、友人たちとお茶会へ小紋の着物に、この帯を締めて行ったこともありました。
着物はもう全く着ることはありませんが、この梅柄の名古屋帯はなんとなく処分する気にならずタンスの肥やしになっています。
昨年暮れに、本屋で着物のリメイクの本があったので、いつか、着物を洋服に作りかえるつもりでその実用書を買いましたが、ほんとに作りかえる気があるのかしらと、今では我ながら他人事のように思っています。
母の着物や帯はずいぶん処分しましたが、何枚かは何かにリメイクするかもしれないと思いながら、これまたタンスの肥やしになっていました。
いかにも着物をリメイクしましたというようなデザインは嫌いなので、別に服でなくてもテーブルランナーみたいなのでもいいのですが、こういうhow-to本はその気にさせるのだけれども、私の場合、なかなか実行に移ってくれません。
そもそも、なぜこの本を買ったのかというと、表紙のリメイクしたスカートが可愛かったから。。。だったような気がします。
でも、ここ八ヶ岳では、スカートをはくことが全くないのです。
庭に出る時はお天気のいい日でも、夏でも、つまり1年中長靴をはく生活にスカートは似合いません。
今思うに、スカートへの郷愁だけで、この着物リメイク本を買ったような気がしてきました。




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