シジュウカラの文法能力。

朝のテレビで面白いことを言っていました。シジュウカラは文法にそった言葉を持っているというもの。人間に近いチンパンジーは言葉がわかるが文法能力はなく、これを持っているのは人間以外にはシジュウカラだけだと、総合研究大学院大学の鈴木研究員は言います。
アルジとツレアイも、シジュウカラの会話は少しわかります。彼女募集中のシジュウカラはいかにも「ここにいいオトコいるぜ」とばかりツツピーと高らかに歌います。
また巣づくりや子育ての最中、私たちの姿を見かけると、ピーツピ、ジジジジ、ピーツピ、ジジジジと鳴きますが、私たちには「あっち行って、お願い、あっちへ行ってよ、お願い」という意味に聴こえます。

その鈴木研究員は10年の研究の末、ジュウカラには15種類の鳴き声の単語があり、それらを組み合わせて175の文章を使って会話をすることがわかったそうで、世紀の発見!と番組では言っていました。
たとえば「蛇が来た」はジャージャーと鳴き、それを聴いた雛は巣箱から一斉に飛び出して逃げる。
また「カラスが来た」はチカチカという鳴き声で、すると巣の中の雛はジッと伏せて動かない。また鷹が来ると「スィー」と鷹に聴こえない音で伝えるなど、鳴き声次第で行動も変える、使い分けができるということがわかったそうです。
ピーツピ、ジジジジ、ピーツピ、ジジジジは「みんなで天敵を追い払おう」と言っているそうで、でもジジジジ、ピーツピ、ジジジジ、ピーツピと逆にすると文章になってないので通じない。言いかえればつまり文法の規則があるとのこと。英語の文法規則のようなものです。


 



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