犠牲が役に立つのなら。

2階でチェロの練習をしていたらスマホがワンワンと吠えています。この犬の遠吠えの呼出し音はアルジからです。
「鳥の羽が散らばってる」とのこと。急いで下りていくとGREEN WALKの真ん中、緑の若芽を出したレイズドベッドにたくさんの羽が散らばっています。よくわからないけれど羽の色からしてマヒワかカワラヒワでしょうか。
いったい誰の仕業かわかりませんが、むしり取ったように羽だけが残っています。カラスが来たのは見てないし、猫だったら持ち帰ると思うし、ハクビシンとかだったら夜だろうし。夜には鳥はいないので明け方の事件かもしれません。
アルジとそんなことを話していると、2羽のエナガがスーッと私たちのそばに飛んできて散らばった羽の上にとまりました。
えっ?えっ!  びっくりしましたが、エナガはどうやら巣材にしたいようです。この犠牲が他の鳥の役に立つのならと、そのままにしておくことにしました。フカフカの羽毛布団となって、卵を温めてくれるのかもしれません。


 



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