宮崎ワールドの赤トンボ。

こちらに来た5年前、夏に無数の赤トンボが舞っていてびっくりしたものです。それがいつの間にか年々少なくなっていくようです。トンボに限らず、鳥も、花も、動物も。生きものたちは人間が気づかない間に減少してしまい、ある時、そう言えば最近見かけなくなったわねということになりかねません。

森が開発され、自然が破壊されて川がなくなる。そんな状況でいつの間にかトンボも生きづらい世の中になったのでしょう。

GREEN WALKから車で10分ほどの所に、稗の底村という廃村エリアがあります。今は自然散策路になっていますが、その昔、寒冷と獣害で作物が獲れず、高い年貢も納められなくなった村人達が廃村にして出て行った跡地で、宮崎駿監督の「もののけ姫」のイメージになった所です。

その宮崎駿監督の映画に赤トンボのような、プロペラ機のような架空の飛行物体がブンブン飛ぶシーンあります。宮崎監督の別荘が同じ富士見町にありますが、赤トンボ飛び交う空や、霧が流れる谷、木漏れ日が覗く林、緑の苔や草むらを観ながら宮崎ワールドを広げていったのではないかと思います。

 

 

 

 

 

 




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