フクロウが「ゴクロウさん」と。

混声合唱団・岡谷せせらぎ会の練習の帰り、家まであと横道2本というところで、車の前をフワッと飛んでそばの電線に止まったものがありました。

あ、フクロウ! すぐわかりました。こんなに夜遅く飛ぶ大きなものはフクロウ以外に知りません。

車を止めて、カメラ、カメラと手探りでバッグの中のiPhoneをゴソゴソと探している間、フクロウは待っててくれました。車のライトのおかげで、私のほうを見下ろし、毛づくろいしている様子もわかりました。

ようやくシャッターを押すとすぐに、また大きな羽を広げてフワッとそばの家の庭のほうへ飛んで行きました。

1枚撮れた写真は、あいにくフラッシュOFFにしていたので、暗闇にかろうじてフクロウと言われればフクロウとわかる程度の写り具合。

こんなに我が家の近くでフクロウを見たのは初めてです。そしてこんな近くまでフクロウがきてくれたことにうれしくなります。

たまにフクロウが鳴く声を聞くことがありますが、目の前を横切っていくのを見られたのは感動です。

以前も、やはり合唱の練習の帰り道で、車の前を横切っていったフクロウを見ましたが、乗っているプリウスアルファの静かなエンジン音が、聴力のいいフクロウにとって気になる音なのかもしれません。

家まであと少し。1時間かけて運転してきたことに、「ゴクロウさん」とフクロウおじさんが労ってくれたのかもしれないなあと、勝手に解釈しました。

22:12のことでした。

 




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