傷だらけの弦楽器。

先日亡くなった新御三家と言われた西城秀樹さんの葬儀が行われました。数々のヒット曲がありますが「傷だらけのローラ」も、その1つ。

亡くなった知り合いが使っていたチェロを安く譲ってもらって、修理に出していたのが出来上がり、塩尻の工房まで引取りに行きました。

持ち主と一緒に、カートに乗せられて東京へレッスンに行ったり、その持ち主が年老いてからは思い通りに音がだせないと投げられたりするなど最後には苦労をしたチェロのようで、表板が割れていたり、ヒビが入っていたのは初めから承知していましたが、内部7ヶ所に当て木をしたという大修理だったそうです。まさに傷だらけチェロでした。

チェロとしては1990年ドイツ製で、決して名だたるものでもなく初心者、中級者用の楽器と思われます。

今使っている私のチェロもそこそこ同程度だし、見た目にも今のチェロのほうが断然綺麗。

そもそも中古を買って、4年半。違う音色を求めて音に不満が出るのも、まあ成長の証と自分勝手に捉え、こんなにヒビが入ってまで修理して使うというのも、我ながらなんだか凄いことだなあと思うのですが、見方を変えれば、人から人へ繋いでいく音色、修復して使える弦楽器の奥深さに付き合うのも面白いかなと、使ってみる気になりました。

なんて、偉そうに言ってますが、まったく腕のほうは相変わらずお恥ずかしい限り。それでも、何かのきっかけで1つ階段を上られるんではないかと、淡い期待を抱いています。

 

さてGREEN WALKでは、だんだん咲く花の種類が賑やかになってきました。

アンチューサの鮮やかな青い色が緑の中に映えます。でも今年のアンチューサ、なんか変。茎がえらい長いので、アンチューサと思わず、なにか別の花と思っていました。

アンチューサにも、何かのきっかけで気持の変化があったかな。

 




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