都会と違って、田舎のほうはそこを訪ねる途中に、目印とか目指すものがなく、行くほうも、場所を教えるほうも難儀するものです。
今日、チェロ・佐野泰士さん、ピアノ・高橋望さんのデュオコンサート会場へ行くのも大変でした。
車のナビが壊れていたのでスマホのグーグルマップに住所を入れて案内してもらうと、まったく違うところへ連れて行かれる始末。
会場で会いましょうと、先に着いていた友人夫婦が心配して、電話で道案内するものの、早い話、「信濃境駅の上を行って農道みたいな所をズーっと行ったら車がいっぱい停まっている所。それが目印がないんや」と。
結局、車で迎えに来てくれたオーナーのうしろについて5、6分走りましたが、本当に目印がなく、なるほど、これじゃあ分からないはず。私たちのせいで開演時間が若干遅れてしまいました。
都会の大きなホールで聴くのもいいですが、4、50人収容の個人のお宅のようなショールーム風サロンで、 横に目をやれば田園風景が広がっていて、そこに流れるチェロの響きを聴くのも、都会では味わえない、これまた贅沢な空間です。
月が明るく照らしています。明日は満月。チェロが奏でるドビュッシーの月の光が蘇るようです。
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