人生を変えられた桜。

午後から雪が舞い続け3cmほど積もりました。山積みした薪の上も、樹々の枝も雪化粧。この分だと今夜は積もるだろうと思っていたところ、夕暮れには雨に変わりました。明日は暖かくなるようです。

薪は数年分あるけれど、今年焚ける薪がないと心配していましたが、昨年夏から薪棚にあったものを、お天気のいい日には暑くなるサンルームに数日保管していたら、乾燥室の役割を果たして、全く問題なくパキパキと爆ぜる音を出して威勢良く燃えてくれます。

これでもう薪の心配はありません。太陽はありがたいなと、つくづく思います。サンルームはリビングの奥まで日光が届き、冬でも暑すぎてガラス戸を開けているほどです。

薪といえば、こちらに山荘を持っている友人が、東京では多摩川土手をウォーキングしているそうですが、昨年の台風で倒れた桜の大木を見たので、処分業者に試しに声をかけたら、タダで2トンも自宅に運んでくれたそうです。

それをトラックに積み、自分で運転して原村の山荘まで運ぶのに労力と若干の費用はかかるけど、産廃で燃やされるよりはいいと言っていました。

都会では邪魔物となった大木も、こちらでは薪ストーブで活躍します。

昨年までは誇らしげに美しく花を咲かせて、毎年多くの人を楽しませてきた桜。堤防決壊が被害をもたらしたのは、多くの人の人生だけでなく、桜の人生まで変えてしまいました。

でもこの桜の場合、最後にまたひと花咲かせます。友人に、もらってくれてありがとうと言うように、桜の木のいい香りをほのかに家の中に漂わせながら燃え尽きて人生を終えることになるでしょう。

 




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