2日目。黒部峡谷トロッコ電車。

早朝、目が覚めると部屋から雲海が見えました。

そうだ、赤倉観光ホテルのウリ、露天風呂から雲海と日の出を見ようと、行くと、すでに露天風呂は7、8人が湯船から頭を出していました。
ちょうど、オレンジ色の太陽が昇るところです。そして見事な雲海も幻想的でした。

さて、ホテルでの朝食のこと。
隣のテーブルに若いカップルがいました。
ニコニコ楽しげに話が弾んでて、内容はわかりませんが時折笑い声も聞こえます。

とりわけ男性のほうがうれしそう。

それとなく見ると、男性は黒いズボンに、飾りボタンがアクセントの白いシャツ、黒の革靴。
女性はフロントや袖口が金ボタンのおしゃれ風な黒いスーツに、ヒールの高い黒いパンプス。

山岳リゾートホテルに、こんな格好で来る? この場に異質なカップル。
若いだけに食欲も旺盛のようです。

アルジに、「あれは絶対不倫だね。夫婦だったらあんなに朝から楽しげな会話はない」と、ささやきました。
するとアルジが「何言ってるの?観光バスの運転手とガイドだよ。あれは制服だよ。」

あれ〜! そうだったの?
ゲスの勘繰りと言われちゃいました。・・・確かに。

さて、2日目は新潟の赤倉温泉から富山の宇奈月温泉へ。
黒部峡谷鉄道のトロッコ電車に乗って片道1時間20分をかけ、終点の欅平までを黒部川沿いの秘境のダイナミックな景色を楽しみました。



1923年、発電所などの建設資材運搬鉄道として敷設開始されたトロッコ電車は、その後、電源開発ための難工事は過酷を極めたと聞きますが、紅葉を見ながらのほほんと乗っていても、こんな深い渓谷沿いを見るだけで、当時の苦労は大層なものだったと、容易に想像できます。



こんな渓谷沿いに、よくまあこんな壮大な鉄道を・・・と驚き、感心するばかりです。さぞ多くの犠牲を払ったことでしょう。

黒部峡谷は北アルプスのほぼ中央の鷲羽岳から長さ86km、標高差3000mを流れ下る黒部川の深く刻まれたV字形の峡谷は日本三大渓谷。

往路は窓がないオープンタイプのトロッコ電車に乗り、車内放送ガイドがあるのでよくわかります。



「峡谷を渡れるようにと、猿専用の橋もかけられました。運が良ければ橋を渡る猿が見られます」とガイドがあった橋を見ると、運良く1匹の猿が橋をゆっくり歩いているのが見えました。



猿の橋をお猿さんが渡っていたのをズーム。



復路は普通の電車のように窓があり、背もたれのあるシートのリラックス車両にしたら、正解。
途中から風と激しい雨が降り出したので、オープンタイプの乗客は雨に濡れ寒かったでしょう。



復路の終点、宇奈月駅でビニール傘と、私はビニールレインコートを買い、5、6分の宇奈月グランドホテルまでを歩いて着きました。

楽しみにしていた露天風呂は半露天風呂で、景色が見えず残念。

 

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