そこに1本、大きな木があれば。

今朝は随分ご無沙汰だったヤマガラちゃんがやって来ました。
なんという可愛さ。
バードバスの水を飲みに来たのですが、来るとは予想してなかったので、中の水はいささか汚いまま。ヤマガラちゃんには失礼なことでした。



ここへ移住した当初、リスはもちろん、ヤマガラ、シジュウカラがうちの7個の巣箱全部に営巣したし、ゴジュウカラ、ヒガラ、コガラなどが次々に来て、それを見るのが毎日の楽しみで、山に住んでいる者として、優越感を感じたものでしたが、それがどうでしょう。
我が家の真向かいの林は抜根されて別荘が出来て以来、リスはまったく来なくなったし、スズメが来るようになってシジュウカラやヤマガラもほとんど来なくなりました。

庭の真ん中、サンルームのすぐそばに立っていた大きくなったヤマザクラの木は抜根して、アルジがバラを植えるスペースになってしまいました。

窓のすぐ向こうに大きな木があれば、鳥ももっとやってくるでしょうし、冬枯れの庭であっても木の枝に止まったシジュウカラやヤマガラが動く様子を、サンルームが展望台のようになって見ているだけで、ウキウキして他になにもいらないほど充分に幸せなのですが、その大きな木もないのは、ただただもの悲しい風景に映ります。


自然の中で暮らしてある意味、贅沢だけれど、映画館も美術館も大きな劇場もあるわけじゃなし。
ちょっと歩けばコンビニがいくつもある都会と違うし、大好きなデパートもない。業施設といえばスーパーで、西友とかAコープ。
そしてどこへ行くのも車。
散歩だってひとりでは恐いので、アルジが付き合ってくれない時は外には一歩も出ないで、閉じこもるしかありません。
無いものねだりと言えばそれまでだけれど、時々、こういう欲求不満がアルジに対して爆発するので、アルジもいい迷惑なことで。
でもぶつける相手はアルジしかいないし。


1本でいいから、サンルームのそばに大きな木があれば、鳥も私も幸せなのにと、思う毎日です。

 

ブログ村ランキングに参加しています。
下の写真をタップしてくれると
うれしいです。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました