共に感じるということ。

時々雪がフワッと、チラチラ舞い、午後3時過ぎで-5℃なので、この冬いちばんの冷え込みみたいです。



今日はチェロ演奏家の武井英哉さんのコンサートがありました。
原村の医院でのホームコンサートですが、素敵なホールで約30名の人たちが集まりました。

毎年2回コンサートを開催しているそうですが、私たちは初めて。
早く到着したので奏者のすぐ前で聴くことができました。

バッハの無伴奏チェロ組曲5番は暗譜で、約30分の演奏。
楽譜は前にしてますが、眼を閉じて入りこんで弾いているのが伝わってきました。


プロと言われるチェリストの中にはコンサートで楽譜をずっと見ながらただ弾くだけ、音符を目で追ってるだけに思える演奏者がいます。
楽譜を見るなと言っている訳ではないし、決して見るのが悪いといってるわけではありません。
ましてや私が言える立場ではありませんね。
ただ、強いて言うならば、聴くほうにもいろいろ伝わるものがあるわけで、演奏者の人によっては偉そうに言ってるわりに、感情がこもってなくて、聴くほうには演奏者のその人間性が見えるわけで、そういう人の演奏は「流してるな」とわかって感動がないもの。そのような演奏者もいましたね~。


共感できるか、できないか。
聴く人の心に届くか否か。
演奏者の人間性にかかるものだなあと、つくづく思います。


その点、武井さんの演奏は、バッハに込めた感情が伝わってきて、すばらしい演奏でした。

でも武井さんの「X」に、「正直5番の暗譜は怖かった」とありました。
なんだか、そういう人間性に好感が持てます。

そして私が大好きなアルビノーニ(トマゾ ジョバンニ)のアダージョが聴けてうれしかったです。

 

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