頑張れ、雛ちゃん。

飛んだ! 朝8時過ぎのことでした。親鳥の強い勧めもあって、雛ちゃんが巣箱から飛び出しました! 巣立ちです。
あらら、、、、、不時着です。デッキにとまっています。ちょうど親鳥が餌を探しに巣箱を離れた時でした。ジッとしています。自分の無謀な行動がショックだったのでしょうか。大きなお目々が愛くるしい。黄色いクチバシも可愛い。キョトンとした表情もいじらしい。早く、親鳥が見つけてくれればいいのに。
10分位経って、意を決したようにWHITE GARDENに飛んで行きました。でも、またまた不時着です。今度は緑の柵の下にいます。こんな影にいては、親鳥が見つけられない。でもそっとしておくしかありません。やがて親鳥2羽が虫をくわえて巣箱へやってきました。でも雛ちゃんがいないのに気づき、探しています。
すごい! あんな影に隠れるようにしていても、ちゃんとコミュニケーションできるのですね。よく知りませんが、人間には聞き取りにくい周波数で雛ちゃんの鳴き声をキャッチしたのでしょう。雛ちゃんを見つけて、どうやら、捕ってきた餌を食べさせたようです。そして雛ちゃんはそこから2mほど離れた満開のノリウツギの根元に移動。飛ぶ努力をしているみたいです。シジュウカラパパ&ママが、近くのフェンスから呼びかけます。
それからしばらくして、アルジの話では、親子は飛んでいったそうです。というのも、私はヤカンの笛が、お湯が沸いたとピーピーわめいていたので、ちょっと目を離した隙でした。
でも、そのあと、しばらくして、またシジュウカラが2羽やってきて、フェンスにとまっていました。親鳥と思いましたが、もしかしたら親子だったかもしれません。きっと新しい世界へ連れ立っていったのでしょう。
ここにいると、鳥がどうした、花が咲いた、野菜がとれた、鹿にやられた、どことかでクマが出た。。。こんなことがアルジとツレアイにとっては日常のトピックスになります。そして、今日からデッキでの食事解禁です。

私たちが今年、巣立ちを確認したのはこの1羽だけ。はたして、この雛ちゃんはひとりっ子だったのか、それとも最後に巣立った末っ子だったのかはわかりません。
毎年、これまでは7個それぞれの巣箱から4、5羽は誕生しており、1羽だけの巣立ちはありませんでした。朝早く、ほかの兄弟は巣立っていったのかもしれません。
でも今年は、鳥が少なく、またこのシジュウカラファミリーは、異例の季節的に遅い営巣だったので、生きものにとってはなんらかの異常気象だったのかもしれません。巣立った雛ちゃんとその家族に、幸多かれと祈るばかりです。

雛ちゃんの初飛行! やったあ!                     
 
あらららら、、、デッキに不時着。
親鳥のお迎えを待って、愛くるしい姿で草陰に潜んでいます。

 



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