インコのトンボちゃん。

ブルーグレーのトンボが、花期が終わったベルガモットの枯れた花芯にジッとしてました。
ベルガモットも花が枯れたらこんなにグロテスクに変身。なんだか宮崎駿監督のアニメーション映画のワンシーンに出てくるような異空間的光景です。

25年ほど前になるでしょうか、トンボという名前をつけた小桜インコを飼っていました。放し飼いでしたので、部屋の中をいつも飛び回っていましたが、母のカーディガンの中に入り込んで寝るのが好きな子でした。
2度ほど家の中で行方不明になったことがあります。
家宅捜査の1度目は、押入れの襖を開けた時、床下に糞が落ちているのを発見。するとトンボちゃんが飛び出してきました。
あとでわかったのですが、母が和室に入った時、肩にとまって一緒に入り、開いていた押入れに入り込んだのを知らずに、母が襖を閉めて部屋を出てしまったのです。夏の暑い押入れに5、6時間閉じ込められていました。
2度目は、これもあとでわかったのですが、母の仕事部屋のソファーベッドの隙間に入り込んだものの出られず、翌朝、母が座ってできた隙間から這い出たらしく、突然、部屋の照明に飛んできてとまったのには、あきらめていただけにびっくりしたものです。これまた、くまなく家宅捜査したにもかかわらず発見できなくて、この時は、15時間位の行方不明でした。

なぜインコにトンボという名前?と、よく母は聞いてたっけ。
トンボには郷愁があるのか、なぜか惹かれ、恐竜がいた中生代のトンボの化石を、昔、なんとなく買ったこともあります。
WHITE GARDENを眺めながら、お茶していた今日、なんだか今年はトンボが少ないねと、アルジと話したものでした。





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