蕾をあげよう。

またしても秋明菊。今度は横から撮ってみました。
「なんだ!?なんだ!?」と、前のめりの興味深々の姿。野次馬のように、いっせいに何かに注目している感じが、なんだか人間のようで、微笑ましく思えました。
昨夜から未明まで激しい雨が降り、また風もあったので、茎が横倒しのようになって、なんとも騒がしい風情の秋明菊。まあるい蕾もかわいいです。

一青窈さんのハナミズキという歌に
♫蕾をあげよう  庭のハナミズキ  薄紅色の  かわいい君のね  果てない夢がちゃんと終わりますように♫
という歌詞があります。
混声合唱団・岡谷せせらぎ会の10月のコンサートで歌う曲の1つですが、テノール団員の千葉さんが詞の意味合いをいろいろ調べて、1つの歌詞解釈をメンバーみんなに教えてくれました。それが柴田哲行さんという方のブログにあるものでした。http://yumetamanet.blog25.fc2.com/blog-entry-56.html)

ハナミズキは、9.11テロをモチーフにしているそうですが、歌詞解釈によると、僕=あちらにいる父、  君=こちらにいる子、母=こちらにいる妻となります。
歌の出だしが ♫ 空を押し上げて  手を伸ばす君  五月のこと ♫  
これを、柴田さんの解釈はとても心深く、「赤ん坊のキミが空に向かって手を伸ばし、抱いてとせがんでいたのは五月のこと」とあります。
ああ、君というのは幼子だったのか。。。水際というのは、そういうことだったのか。。。この解釈を知って歌うたびに、父と子の情景が浮かび、なんとも 哀しく切ない思いにかられます。
私なりの単純な解釈で、いい歌だなと思って歌っていましたが、 歌詞だけでは意味合いがよく理解できていなかっただけに、柴田さんの歌詞解釈により、言葉と言葉、そして行間がつながることで思いが伝わって、ますます印象深い歌となりました。



 



コメント

タイトルとURLをコピーしました