雨の余韻。

雨上がりの朝は、花と雨との戦のあとを見るようです。ベルガモットは根元近くから地面にひれ伏して広がり、デルフィニウムは茎の途中から折れていることがよくあります。いずれも雨を含んだ花の重さに負けてのこと。

ノリウツギの水無月は、花の大きさに比べて茎がしなやかなので、やはり重さに耐えられなくなるらしいのですが、GREEN WALKで満開になったこのピラミッド型の水無月は、今のところ無事。むしろ雨を喜ぶように4枚のガクの中心・・・本来、花と言われる部分に透明の丸い雨のしずくを溜めて、それが朝の光に美しく輝き、まるで雨の余韻を楽しんでいるかのように見えました。

こんな輝きを見ると、つい写真に収めたくなるのですが、残念ながら、光る雨の余韻を撮る腕は、私にはありませんでした。

 

  




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