冬の満月。

真夜中にふと目が覚めました。窓の向こうが明るい。月明かりのようです。起き上がって部屋から見上げると満月でした。澄んだ冬空を月は白く照らし、いつもは木々の影に潜んでいる動物たちも、あるものはきっとこの月明かりの下で果敢にうごめいているのでしょう。星も瞬いていました。

この冬の夜空を見るたびに、亡くなった愛犬を思い出します。膀胱結石で苦しむ15歳の樹林からオシッコに行きたいと真夜中に起こされて、アルジとツレアイは家の前の道で、星降る冬の夜空を見上げながら樹林の出そうで出ない用を足すのが終わるまでずっと待っていました。星の瞬きを見ていると氷点下10何度の冷たさも忘れました。

 

今朝はいいお天気。青空を持ち上げるような南アルプスの甲斐駒ケ岳や北岳が、雪のベールを深く被り輝いている朝でした。

 




コメント

タイトルとURLをコピーしました