迷子のジョウビタキ雛。

昼前のことです。ROSE WALKのあたりで鳥の影が動いていました。探して歩くと、やっぱり。
鳥が低空飛行でバラ用のフェンスにとまったり、デッキの下へ行ったり、バラの根元に行ったりしています。
ジョウビタキの雛でした。尾羽を動かしながら、餌をねだる小さな鳴き声が聞こえます。親鳥を探している声です。今日、巣立ちしたのでしょうか。と、すると、巣はいったいどこに? まだ高く飛べないようなので、近くに巣があるはずです。デッキ下を探してみましたが、他の雛の鳴き声も、親の影もありません。
気になって時々見ていたら、2m高さのところにとまっていました。早く親鳥が迎えに来てくれるといいのに。
遠くへは行く気がないようで、GREEN WALKのどこかにとまっています。でも、まだひとりぽっち。
5時過ぎ、盛んに大きな声で鳴くようになっていました。デッキのフクロウの置物のてっぺんにとまって、相変わらず親を呼んでいます。でも、お昼に聞いた雛の甘える声ではなく、必死で「僕はここだよ、ここだよ」と訴えているように聞こえます。
餌は何か食べたのでしょうか。ヒマワリの種はまだ食べられないはずだし、虫もまだ捕まえられないはず。
庭のアルジが「パンを置いといたら」と言うので、気休めにデッキに置いておきました。
その後、大粒の雨が降り出して、夜になりましたが、ジョウビタキの雛ちゃんは、ちゃんと雨宿りしたかしら。寝ぐらはちゃんと見つけられたかしら。
なんだか幼子がひとりで生きているようで、不憫です。でも人間が思うより、意外と野生は強いのかもしれません。





コメント

タイトルとURLをコピーしました