木には間違いないけれど。

ようやく雨が上がって、濡れた枯葉がへばりついている道を歩いていました。

少し行ったところで、ドラミングの音が聞こえてきます。アカゲラかな？アオゲラかな？と、音のするほうへそっと歩いて行くと、意外と遠くからの音でした。

時々音はやみ、しばらくしてまた叩きはじめます。どんどん歩いて行くと、音も大きくなってきます。

どうやらドラミングしているのは木造の大きな別荘の軒先か壁のようです。

キツツキに悪気はないですが、木造の家に穴を開けられる家主はたまったものではありません。でも穴を開けられたというのはよく聞く話です。

私が7、80mくらい手前に来た時、その家屋から飛び立つ鳥の影が見えました。やっぱり・・・。

どの家の庭も、色づいた秋でだんだん賑やかになってきました。モミジの種類にもよるのでしょうが、紅葉はまだちょっと先のよう。そんな中、カラマツに絡んだツタウルシが艶やかです。