お待ちかねの雪景色。

朝、目を覚ますと雪が2cmほど積もっていました。
モミの木食堂にはイカルが朝食中。黄色の太い嘴で、体はシジュウカラたちの2倍はあるでしょうから、存在感があります。


顔の黒い部分に黒い目があるので、どこを見ているのかこちらはわからず、ちょっと不気味な印象です。
イカルからすれば地面が雪に覆われ食べ物になるものが隠れているので、シジュウカラやヤマガラが群がっているところにやってきたのでしょう。
他の鳥たちは遠慮し遠巻きに見て、イカルが去るのを待っています。

何年か前にイカルが窓ガラスにぶつかって動けなくなり、我が家の2階で入院生活を送らせたことがあります。
本来は野鳥は保護できないので、山梨県の自然保護センターまで1時間以上かけて連れて行くことも考えましたが、こちらにも責任があります。ガラスにぶつかって負傷する鳥の具合をみてきた経験を私も積んできたし、回復すればまた自然に返すということで、家で療養させることにしました。

療養は1か月近くかかったでしょうか。最初は無理をさせないように鳥かごに入れていました。でもあの大きな黄色の嘴に噛まれたら大変なので皮手袋をして世話をしていました。
部屋に木の枝を立ててちょっと自然が感じられるようにしてやり、当初、イカル君は新聞紙を敷いた床を歩いて逃げ回ったり、隅っこに隠れていましたが、日が経つにつれ徐々に低い高さで飛べるようになり、毎日リハビリ代わりに私がそっと追いかけると、やがて天井まで飛べるようになり、私の手が届かない照明にとまって、上から私を見下ろしていました。
そして、これなら大丈夫というところまで回復したある日、2階の窓を開けると、やがて外の空気に気がついて飛び出していきました。
イカルを見るたびにあの時のイカル君を思い出します。



雪はすぐ融けるだろうと思っていたら、大きな雪に変わり、4~5cmほどの積雪になりました。
家の前の道を歩くと長靴の下でキュッ、キュッと雪が歌います。久しぶりの雪の感触です。

比較的気温も高めだったので、アスファルトの黒い道はすぐに顔を出し、車で郵便局へ出かけるのに支障もありませんでした。

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このイカルは、あのイカル君。

イカル君、彼女を連れてお礼参り。

 

1歩・2歩・散歩、明日も書こっ、と。

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