五里霧中をさまよっていた小指。

昨夜は濃霧の中、北杜市の魚料理ZENZOWから帰宅しましたが、広範囲な濃霧が暗示するかのように今日は小雨。

松本まで中央高速道路を走っている間中、大好きな2CELLOSのCDを聴いていました。
いい演奏はちっとも飽きないねと、アルジと言いながら、車に乗ったらこの音楽がいつもかかります。たまにアルジがテナーサックスの演奏に替えていることもありますが。

さて、松本へはチェロの先生に教えていただくため初めて訪ねます。
チェロを習いはじめてもう8年近く。なのに我ながらヘタ。
その原因の1つに小指の短さがあります。小指自体は普通の長さだけれど、1関節分ガクンと下から生えているので、弦を押さえる際に音程に影響します。
音程の悪さはピカイチで、ずっとずっと課題でしたが、自分で工夫しても、誰に聞いても解決できず、言いかえれば、努力が足りない、音感が悪いと烙印を押されてきました。誰にも理解されない悩みごと、泣いております。

確かに練習不足と努力不足は否めませんが、それを言われればオシマイよと、私自身すべてを小指のせいにして諦めていました。自分の身体を愛せないなんて、サイテー。

それでも小指、小指・・・と、8年近くもずっと解決法を探していたある日、サイトで、もしかしたら解決できるかも・・・という先生が見つかったのでコンタクトし、たとえその先生が、車で行けるところなら単発レッスンでどこへでもという心境でしたが、運よく車で1時間ちょっとの松本市在住だったので、希望を抱いてノコノコ、イソイソ出かけた次第。

で、初めてレッスンしていただいて、人間の身体の骨と肉と関節の話から、左手も右手も根本からのやり直し。
まず弦を押さえる左手の小指が届かな~いというのは早く言えば、手の甲の向きと親指の位置で解決できることを教えていただきました。
また弓を持つ右手の小指不足も、今まで仕事をさせてなかった私の過ちなので、意識して働かせるようにします。



と言っても、今日のレッスンでは長年の癖が直らず、指1つを動かすのにマスクに隠れた口をひん曲げながらも、今まで欲しかった「希望」は持つことができました。
何分、歳をとってからの楽器いじりなので、克服できる理想まではいきませんが、これをきっかけに少しでも自分自身が納得できれば御の字です。
いや、いや、この時点で逃げ道を作っちゃって、こんなに自分を甘やかしてはいけませんね。
今までの先生のレッスンに加えて、何回か新しい先生にも教わるつもりです。


昼間は少し明るさも見えた空でしたが、夕方にはまた濃霧に覆われ、向こうのカラマツ林もぼんやり霧の中。
あらあら、日が暮れるにつれ大雨になりました。

 

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