富士見町大好きな宮崎駿監督と井戸尻遺跡。

私たちが移住したここ富士見町は八ヶ岳南麓にあり、およそ5000年前の井戸尻文化と言われる文化の中心舞台でした。
その井戸尻遺跡からは、さまざまな文様をほどこした生活道具としての縄文土器が数多く発掘され考古館に収められています。




今日は友人たちと5人で取材と称して、井戸尻考古館と遺跡を訪ねました。
実は11年住んだ私がこの井戸尻考古館に行ったのは初めて。
過去より未来のほうが好きな私としては、史跡はあまり興味ないほうですが、ちゃんと撮影許可も得て、みんなで観ていくと、思いのほか楽しく観ることができました。
そして、富士見町は歴史的価値の高い所なんだと見直す機会になったものです。



史跡公園内の植栽田にはハス、スイレン、アヤメ他が栽培されていて、中でも大賀博士が蘇らせた古代蓮の「大賀蓮」が有名。
8年前位にアルジと大賀蓮だけは見に行ったことはありますが、残念ながら時季が終わっていて、それでも今日は他の種類の大きなハスやスイレンが美しく咲いているのを眺めることが出来ました。



富士見町にはスタジオ・ジブリの映画監督 宮崎駿さんの別荘があり、もののけ姫などにもここ富士見町の村の名前がキャラクター名で登場したりしています。

タタラ集団の女親分・烏帽子御膳の「えぼし」、イノシシの大親分・乙事主さまの「おっこと」、アシタカに助けられる牛飼い・甲六の「こうろく」。
背が低く、小太りの中年の男で、高下駄を履き、僧のような格好のジコ坊に至っては、ぬめりのある独特の風味で、地元に人気のキノコの名前「ジゴボウ」までも使われています。
これらの語感がいいのか、このほかにもジブリ映画に登場する名前には富士見町のどこかに由来しているのがあり、なんとなくうれしくもあります。

宮崎駿さんは、40代半ばから長野県富士見町にちょっと興味をもって歩きはじめ、町民よりも詳しく富士見町のことが分る人になったとも言われており、「富士見高原はおもしろい」と題して講演を行ったことがあるそうで、その講演録集は「甦る高原の縄文王国」として刊行されているそうです。

 

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