シジュウカラ ママの外泊。

日を追って育児に追われている様子のGREEN WALKのシジュウカラ。今日もクチバシに虫をくわえて、夫婦共々巣箱を出たり入ったり、忙しくしています。
でも、昨日はちょっと変でした。夕闇迫る7時20分頃、巣穴からシジュウカラ ママが顔を出したり、体を乗り出したりしていて、ちょっと心配になりました。結局、そのシジュウカラ ママは外泊。つまり巣の中で雛ちゃんたちと一夜を過ごしてしまったようです。
メスは抱卵の後、孵化した雛を残して、オスと共にどこかの木の枝で、夕方から夜明けまで過ごしているとばかり思ってた庭のアルジとツレアイは、初めてみる光景でした。
夫婦喧嘩でもしたのでしょうか。それとも、雛ちゃんたちに何か異変でもあって立ち去り難かったのでしょうか。あるいは巣箱の中で育児に思いのほか時間が取られてしまったのでしょうか。
「暗くなってしまったから、もう飛べそうにもないわ。でもパパ、心配してるだろうなあ。ここを出たほうがいいかしら。でも今でたらパパがいる所がわからないから、今夜はここに泊まろうかしら。あら、無断外泊になっちゃう。パパ、迎えにきてくれないよね。どうしよう。。。」
見るからに、そんなふうに思案している様子でした。人間だったら、ちょっと電話でもすればいいシーンですが。
そんな私たちの心配をよそに、今日は何事もなかったかのように、夫婦で餌運びしていたので、ほっとして見守っていたのでした。
ところが、また夕刻。向こうの空がうっすら夕焼けした7時15分頃、巣穴からシジュウカラ ママが昨夜と同じように顔を出したり引っ込めたりして様子をうかがっています。そして昨日と同じように、今にも飛び出そうかというように体を乗り出したりしています。いよいよ外が暗くなって、結局、巣箱の中に引っ込んでしまいました。外泊癖がついたのかもしれません。
「パパはイビキでうるさいから、私は子供たちと一緒がいいわ」とでも言ったのでしょうか。なんだか不思議なシジュウカラ夫婦です。
ともかく、みんな無事に巣立ちしてくれればいい。私たち夫婦は、シジュウカラファミリーの健闘を見守るだけです。

昼間、虫をくわえて、巣箱に入る前に周りを警戒するシジュウカラ。
ちょっと痩せてて、頭の後ろ毛は寝ぐせがついています。